深刻化する「実家の片付け問題」〜子ども世代からの整理収納の依頼が増加〜

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シェアリングエコノミーの家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」を運営する、株式会社タスカジ(本社:東京都港区、代表取締役:和田幸子、以下タスカジ)では、深刻化する「実家の片付け」問題にも対応しています。

2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳となっています(※1)。親子が大人として付き合う期間も従来より長くなりました。しかし、たとえ親子でも価値観は全く異なるため、実家の片付けに関するさまざまな問題が表面化しています。

今回のニュースレターでは、実家の片付け問題が起きる理由や、実家の片付けに関する依頼内容などについてご紹介します。

(※1)出所:厚生労働省「令和3年簡易生命表の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life21/index.html


ニュースレタートピックス

  • 世代間ギャップによる「実家片付け問題」の社会現象とは
  • 片付け専門コンサルタントが伝授する実家片付けのコツ
  • 家事の研究機関『タスカジ研究所』からの家事メソッド

多くの人が悩む『実家片付け問題』
〜子どもと親の直接的なやり取りはうまくいかないことが多い〜

昨今、タスカジで急増しているのが、実家片付けに関する整理収納のご依頼です。特に、子世代からの間接的な依頼や相談が目立っています。

実家の片付け問題が起きる理由はさまざまですが、特に多いのは「世代間における考え方の違い」です。「もったいない」と考えがちな親世代と、ミニマリズムの子世代には深い溝があります。

親御さんの世代は、家にある物を不用意に捨てることを「もったいない」「悪いこと」と考えがちです。一方、子世代は少ない物で暮らすミニマリズムが浸透しています。このような状態で子どもが一方的な片付けを行なうと、思わぬ親子喧嘩に発展することもあるので注意が必要です。

親と別居している場合も、片付け問題は起こります。実家に住む人数と比例して物の数が少なくなるとは限りません。使わなくなった寝具や家具がそのまま残されているケースの方が多いでしょう。家族で住んでいた頃の道具類を残したまま新たに物を購入すれば、さらに片付けが進まなくなります。

「実家片付け」は何故必要か、そのメリットとは

実家を片付けておくことによって、親御さんも安全・清潔に暮らすことができます。また、思わぬ転倒事故の防止にもつながります。将来的な在宅介護や介助も受けやすくなるでしょう。医療技術の進歩や政策によって、従来よりも入院期間は短くなっています。そのため、突然の退院で実家に戻る場合には、介護用具を置くスペースがないという問題も起こりがちです。しかし、実家を片付けておくことによって、突然の退院や病気・ケガなどにも対応できるようになります。

実家片付け成功の秘訣ーまずは1箇所の成功体験をー

実家の片付けをする際になかなか親からの同意がえられないということがよくあります。その場合は、1箇所だけでも部屋を清潔にすることをタスカジでは勧めています。一部分だけでも片付けることができると、気持ちよさや快適さに気がつくことがあります。これが成功体験となり、綺麗なスペースを守ろうとゴミを積極的に捨てるきっかけとなるケースがあります。

片付け専門コンサルタントが教える「テンポラリー(一時保管)」ワザを活用

効果的な方法の一つには、使う予定がない(使用するにしても1年に1度程度のもの)けれど捨てる気にはなれないものは、家中の天袋や棚の一番上を「テンポラリー(一時保管)」場所に定義し、そこに収納します。テンポラリーのメリットは、日常生活から切り離すことによって、そのものが無くても日常がきちんと回るかを長時間かけて確認するフェーズを持てることです。そして捨てる気持ちになった暁には、心配せずに塊で処分することができる点です。使わないのは明白なのに捨てる合意形成ができないものは、一旦「テンポラリー」領域を作り、その場所に一時的に保存するという方法が有効です。また、時間がある場合には、少しずつ整理収納のプロであるタスカジさんと会話をしながら、気持ちを整理し片付けを進めていくことも効果的です。

[そのほかのタスカジさんへの一般的な「実家の片付け」の依頼内容]
 ・リビングの片付け
 ・キッチンの整理
 ・貴重品と不用品の分別

タスカジさんは上記のような依頼内容・依頼箇所を徹底的に確認し、片付けに関する手順もヒアリングします。また、指定箇所にあるものを全て出し、物品の用途や使用頻度もチェックしたうえで、整理・片付けを行ないます。必要に応じてサイズに合った収納グッズを提案することもあります。

※片付け方法はタスカジさん(=タスカジに登録するハウスキーパー)によって異なります。タスカジさんによっては対応できない作業もありますので、各プロフィールをご確認いただいたうえで作業内容をご相談していただく必要があります。

家事専門の研究機関『タスカジ研究所』

タスカジ研究所とは、株式会社タスカジ内にある家事分野やライフスタイルに関する課題や事象を対象とした調査・研究を行い、結果を発表したり解決策を提示したりする研究機関です。「イエナカ(家の中)」をテーマに、さまざまな実証実験やリサーチを通じて、企業や団体ほかタスカジで活躍するハウスキーパーの家事知見の集合知の場として、様々な家事に関する情報を発信しています。

https://corp.taskaji.jp/information/release/2020/07/10/taskaji-kajilab/


■タスカジのサービスについて

多彩な家事スキルを活かして働くハウスキーパー(タスカジさん)と、家事をお願いしたい人とをつなぐ、シェアリングエコノミーの家事代行マッチングサービスです。家庭内の家事負担が女性に偏っていることが理由で、望む人生やキャリアを築くのが難しいという、日本中の多くの女性が抱える社会課題を解決するために立ち上げました。2014年のサービスリリース以来、一貫して家庭のあらゆる家事の課題解決をサポートしており、培った知見をもとに「家事はクリエイティブな仕事である」ことを発信するなど、「家事代行は高価、家事は単純作業」という旧来型の家事意識の改革にも取り組んでいます。また、コミュニティを活性化することによりサービスの質を向上させる「コミュニティ循環型サービス運営モデル」の先駆けにもなっています。利用者数約10万名、登録タスカジさん数約2,600名(2022年3月現在)。日経DUAL家事代行サービス企業ランキング2017 1位、日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018 働き方改革サポート賞。
https://taskaji.jp

■株式会社タスカジについて

社 名 : 株式会社タスカジ
設 立 : 2013年11月6日
代表者 : 代表取締役 和田幸子
所在地 : 東京都港区芝2-26-1 iSmartビル301
事業内容: 家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」の運営
URL  : https://corp.taskaji.jp

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