News Letter ニュースレター
シェアリングエコノミーの家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」を運営する、株式会社タスカジ(本社:東京都港区、代表取締役:和田幸子、以下タスカジ)は、2022年4月1日より、段階的に施行される「育児・介護休業法」改正に伴い、共働き世帯の家事負担軽減に向けて男女別の家事・家事代行の利用という視点から調査を実施しました。本調査では、家事シェアが進んでいる家庭においても、依然として家事の負担は女性に偏っていたものの、男性が家事代行を主体的に利用する家庭の方が女性の家事負担は低く、女性に偏っている家事負担を根本的に解決するには、家事代行の利用のみならず男性がいかに主体的に家事に関わるかが重要ということが分かりました。
今回の法改正は、2022年10月1日から産後パパ育休が新設されるなど、誰もが育児休業を取得しやすい環境が整備される内容になっています。共働き世帯が多くなっても家事の負担は女性に偏りがちな現代において、男性が今まで以上に育児・家事にコミットすることが必要とされ、またそれを社会的にも後押しする目的で改正されました。タスカジ研究所の調査(*1)でも、男性の家事参画率は女性のリーダーポジション挑戦と正の相関が見られます。
タスカジは、家庭内の家事負担が女性に偏っていることが理由で、望む人生やキャリアを築くのが難しいという、日本中の多くの女性が抱える社会課題を解決するために立ち上げたサービスです。共働きの子育て世帯を中心にご利用いただいており、2014年にサービスをリリースしてから一貫して家庭のあらゆる家事の課題解決をサポートし、「家庭内の家事シェア」の発信や、家事分担に関する調査も実施しています。今後も男女間の家事負担の格差を軽減するために、家事の知見やタスカジの活用による家事シェア術を提案し、個人がより活躍しやすい社会づくりに貢献してまいります。
■タスカジの依頼者ユーザーと、男女別で見た家庭内の家事分担状況
〜依然として女性の負担が大きいが、男性が主体的に家事に関与する家庭の方が家事シェアは進んでいる〜
タスカジ依頼者ユーザーの登録は、女性が8割です。タスカジ研究所が2021年12月に発表した調査(*2)では、「30-50代の夫婦のみ世帯やファミリー層(*以下ファミリー層)」の家庭内の家事負担割合は、依然として女性に偏っていること、また家事代行は女性の家事負担軽減に大きく貢献していることが分かりました。しかし、タスカジユーザーを男女別で見ると、家事代行を頼んでいる(家事に積極的に関わっている)のが夫か妻かで、家事シェアの進み度合いが異なっていました。
【グラフ】男女間で見る家事負担の比率
男女別で見ると、女性依頼者ユーザーの場合では、家事代行利用前の女性の家事負担は8割と非常に偏っています。家事代行の利用により女性の家事負担は6割まで低下するも、夫の家事負担は2割と依然家事負担の比率のギャップは大きく残っています。
一方男性依頼者ユーザーの世帯では、家事代行利用前の夫婦の家事負担は妻:夫=6:4となり、男性が主体的に家事について考えている家庭の方が、家事シェアが進んでいることがわかりました。また、家事代行利用でも妻46%、夫34%と女性の方が多く家事を負担していますが、夫婦ともに家事負担の割合が等しく軽減されており、家庭内の家事シェアが進んでいる上で、さらに外部を頼ることで互いの家事負担を減らしていることがわかりました。
家事代行の利用による女性の家事負担の軽減は限定的であり、男女間の家事の負担はまだ大きな差があります。女性にかかる家事の負荷は高いままで、本来の意味での家事シェアは進んでいません。女性(妻)に偏っている家事負担を根本的に解決するには、男性(夫)がいかに主体的に家事に関わるかが重要です。
(*1)(*2)出典:2021年12月タスカジ研究所『家庭内(ジェンダー間)の家事ギャップと家事代行利用の実態調査』
https://corp.taskaji.jp/information/release/2021/12/06/survey5/
■タスカジ流「家事シェア」術を提案 〜家事の棚卸しワークショップ〜
タスカジ研究所で実施した育児休業の取得についての調査(*2)では、「夫または男性パートナーが育児休業を取得する際に最も重要なこと」を聞いたところ、「職場の取得への理解」の次に、約33%の人は制度の理解や拡充といった外部環境よりも「夫自身の意識」や「家庭内での役割分担」など、家庭内の内部環境が整わないと制度があっても活用できないと考えていることがわかりました。また自由回答では、育児休業を取得する際に家庭内で何が求められているのか・何をするのか、自分で主体的に考えて動くこと、そして家事の分担がとても重要だという意見もありました。
(*2)出典:2020年12月タスカジ研究所『ジェンダー平等、働きがいにおけるSDGs(5)と(8)の実態調査』
https://corp.taskaji.jp/information/release/2020/12/25/sdgs-survey0001/
そこで、家事の棚卸しワークショップのタスカジ流「家事シェア」術を提案します。
家事分担の偏りをなくすためのお薦め方法は、家庭内での家事を洗い出し、誰がどの業務をやっているのか可視化することです。料理や掃除など頭に浮かびやすいものから、子供のオムツ記名や郵便物の確認などの細かい「名もなき家事」までできる限り洗い出して、棚卸しすることがコツです。パートナーやお子さんなど、家族全員で取り組んでみてください。
Step1,2をして現状がわかったら、Step3で今後どのような分担にしたいか「見える化」してみましょう
*ワークショップの資料はこちらで公開しています。ダウンロードしてご活用ください。https://docs.google.com/presentation/d/1g1xVj6Ek2VwdfVLEjsWT5luplSZGxt4o0wc-6WNcY8E/edit#slide=id.g12302fcf47f_2_95
■「家事シェア応援キャンペーン」開始!
育児・介護休業法の改正やジェンダー平等に対する世間的な理解により、家事シェアの考え方が少しずつ浸透してきてはいますが、家事負担の実態はまだまだ女性に偏りがちです。
「家事シェア」は、家庭内でパートナーや家族と家事分担するのはもちろん、外部にアウトソーシングして家事をサポートしてもらう方法も「家事シェア」としての選択肢の一つです。
冒頭のグラフでもわかるように、男性の家事に対する意識が高まり、積極的に家事に関わるほど、家庭内での家事シェアが進んでいる傾向が見られます。男性(夫)が主体的に家事に関与すると、家事代行の活用は夫婦共に家事の一部を手放せる有効的な手段になります。また、男性(夫)自ら家事代行を利用することは、家庭内にどんな家事があるか棚卸しをしたり、家事分担度合いを可視化でき、見直せるきっかけにもなります。
本キャンペーンは、男性が主体的に家事ついて考えるきっかけに、また家事代行を利用することで家事の仕事がどのくらいあるのかを棚卸ししたり、今後の家事シェアを考えるきっかけとしてご利用いただきたいと考えています。
<詳細>
◆期間:2022年4月5日(火)〜2022年4月30日(土)
*上記期間中に、依頼予約を完了した場合に適用します。
*4月30日までに依頼予約を完了していただければ、5月1日以降の実施日でも割引が適用になります。
◆キャンペーン内容:男性依頼者ユーザー限定!初回スポット依頼50%OFF(先着100名様)
*交通費は割引に含みません。別途実費相当が発生します。
【ご利用方法】
(1)タスカジアカウントをお持ちでない場合はタスカジWEBサイトにて、アカウントを取得してください。https://taskaji.jp/user/signup *PC・スマートフォン対応
(2)アカウント取得後、下記フォームからクーポンコードを申請してください。
※クーポンコードは、フォーム申請後にご入力のメールアドレスへ届きます。
※申請がないとクーポンコードを取得できませんので、タスカジさんを探す前に必ず申請ください。
*クーポン申請フォーム
https://forms.gle/Y51JcvjjCqcZMVMG7
※クーポンを取得されましたら、検索からご自身でタスカジさんを探して依頼していただきます。
(3)最寄駅を入力して検索
https://taskaji.jp/keeper/search
*プロフィールやレビューをご覧いただきタスカジさんを選び、カレンダーの「◯」部分の日時から依頼予約を行なってください。
(4)ご予約の際に、必ずコード欄に、【 取得したクーポンコード】 をご入力ください。「スポット利用」 1回分のご利用代金が50%OFFとなります。(交通費は別途実費がかかります)
【ご利用条件】
※男性依頼者ユーザー様で、これから初めてタスカジで依頼予約を行う方が対象です。アカウントを取得しているご自身での申請をお願いいたします。
※クーポンコードのご利用は、「スポット依頼」(1回のみ)に適用します。
※現時点で依頼予約済みのものは適用されません(依頼実施がまだでも、予約済みの方はご利用いただけません)
※他のキャンペーンコードとの併用は叶いません。
※先着100名様限定となりますので、ご了承ください。
【備考】
※料理・作り置きの食材や掃除道具など、家事代行のサービスを実施する上で必要な材料・道具は、依頼者様ご自身でお支払い・ご用意いただきます。
※クーポンはすべての家事代行でご利用いただけます。ハウスキーパー(=タスカジさん)によって業務範囲が異なりますので、ご希望の内容に合う方にご依頼ください。
※1回あたり3時間(固定)でご利用いただけます。
※サービスの展開地域は、関東(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)、関西(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県)の一部です。展開地域以外ではご利用いただけません。
※キャンペーンは予告なく終了する場合がございます。
■男性依頼者ユーザーがタスカジを利用した理由と感想
タスカジ男性依頼者ユーザーが家事代行やタスカジをどのように活用されているか、インタビューを実施しました。
・Vol.1:在宅ワークで家事負担増!タスカジさんは欠かせないパートナー
https://taskaji.jp/plus/lifestyle/952/
・Vol.2:際限のない家事の解決策は?家事代行は期待以上だった
https://taskaji.jp/plus/lifestyle/942/
・Vol.3:自分を追い詰めてしまう前に。ワンオペでも共働きでも、頼っていい場所
https://taskaji.jp/plus/lifestyle/932/
■企業様の取り組みをタスカジもご支援します。
家庭内の家事シェアは、家庭内だけにとどまる話ではなく、企業もサポート体制を構築していかなければなりません。
育児・介護休業法改正は段階的に施行されますが、2022年4月1日に施行の「育児休業を取得しやすい雇用環境整備」においては、育児休業及び産後パパ育休(出生時育児休業)の申出が円滑に行われるようにするため、事業主は以下のいずれかを実施しなければなりません。
①育児休業・産後パパ育休に関する研修の実施、②相談窓口の設置など、育児休業・産後パパ育休に関する相談体制の整備、③ 自社の労働者の育児休業・産後パパ育休取得事例の収集・提供、④ 自社の労働者へ育児休業・産後パパ育休に関する制度及び育児休業取得促進に関する方針の周知
企業内での雇用環境整備の一つとして、小さな子供を持つ従業員向けに手厚いサポート体制として、タスカジでは会社の福利厚生としてご利用いただけるプランもございます。ご興味のある企業のご担当者様は、下記フォームからお問い合わせください。
■タスカジのサービスについて
(https://taskaji.jp)
多彩な家事スキルを活かして働くハウスキーパー(タスカジさん)と、家事をお願いしたい人とをつなぐ、シェアリングエコノミーの家事代行マッチングサービスです。家庭内の家事負担が女性に偏っていることが理由で、望む人生やキャリアを築くのが難しいという、日本中の多くの女性が抱える社会課題を解決するために立ち上げました。2014年のサービスリリース以来、一貫して家庭のあらゆる家事の課題解決をサポートしており、培った知見をもとに「家事はクリエイティブな仕事である」ことを発信するなど、「家事代行は高価、家事は単純作業」という旧来型の家事意識の改革にも取り組んでいます。また、コミュニティを活性化することによりサービスの質を向上させる「コミュニティ循環型サービス運営モデル」の先駆けにもなっています。利用者数約10万名、登録タスカジさん数約2,600名(2022年3月現在)。日経DUAL家事代行サービス企業ランキング2017 1位、日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018 働き方改革サポート賞。
■株式会社タスカジについて
社 名 : 株式会社タスカジ
設 立 : 2013年11月6日
代表者 : 代表取締役 和田幸子
所在地 : 東京都港区芝2-26-1 iSmartビル301
事業内容: 家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」の運営
URL : https://corp.taskaji.jp
<本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先>
こちらのお問合せフォームから、広報担当までご連絡ください。