▼本調査のプレスリリースは、こちらをご覧ください。
https://corp.taskaji.jp/information/release/2024/04/03/survey10/
「家事代行利用の実態調査」結果詳細
■家事代行利用前について
【家事代行利用のきっかけ】
家事代行利用のきっかけとして、「仕事や育児で、家事に手が回らない」が38.0%で最も多く、続いてのきっかけが「依頼している家事が苦手なため」が33.6%でした。
過去2年と比べてみると、直近の2023年は「仕事や育児で、家事に手が回らない」と「依頼している家事が苦手なため」が増えた一方で、「自分や家族の自由時間を作りたかった」の割合が減りました。
また、「仕事や育児で、家事に手が回らない」と「依頼している家事が苦手なため」の理由は、「健康上の問題」や「産休・育休中のサポート」などの喫緊の課題に対する急な短期間の家事代行利用とは異なり、『恒常的な家庭内の家事の問題』を解決する目的の方にシフトしつつあります。家事代行サービスの利用が浸透して、非日常のものから「日常的に利用できる一般的なサービス」としての世間の認識になってきていることがうかがえます。
それによって「家事代行を頼むことは恥ずかしい」という感情よりも、苦手な家事や負担に感じる家事はプロに依頼する方が合理的と割り切った考えを持ち、利用を開始していると考えられます。実際、自由回答のコメントでも、今回の調査では「家事が苦手なのでプロに依頼」「プロに頼んだ方が効率がいい」といった内容が例年よりも目立った傾向にありました。
◎その他のきっかけ(自由回答、一部抜粋・要約)
<苦手な家事はプロに依頼したいと割り切り>
・片付けが苦手なので、プロの方から方法を教えてもらいたかった。
・料理があまり得意ではないので、プロの方がどんな料理を作るのか見たり、話を聞いたりしたかった。
・整理収納アドバイザーのプロの収納技を教えてもらいたかったため。
・家族全員、掃除が苦手な上に仕事が忙しく手が回らないため。
・家事のやり方がわからないため。
<はじめは自分で頑張ろうとしたが、プロに頼む方が効率的だと割り切った>
・片付けが苦手で仕事も忙しかったので、散らかったまま放置していたらひどい状態になった。やる気になるのを待つのではなく、頼んだほうが早いし確実だと思った。
・一念発起して始めてみたものの、思った以上に消耗されてしまい、動こうとしてもなかなかうまく動けなかった。プロの方の力をお借りした方が、悩みが解決するのだろうという考えに至った。
・1人だと片付けが進まず時間だけがかかり効率が悪いため、他者の手を借りて一気に進めたいと考えた。
<精神衛生上をきっかけに>
・家族が全員片付けられないので、毎日家に帰るのがストレスだった。
・仕事も夜遅くまでありしんどくて、何もする気力がなくなった。
・毎日イライラして精神衛生上良くなかったので、藁にもすがる思いでお願いした。
・精神的な負担が限界だった
<身体の不調をきっかけに>
・術後のため。
・引っ越し直後に脚を骨折し、荷解きができなくなった時に初めて依頼した。
・治療の影響で、自分で料理ができなくなった。
<周りからのすすめ>
・友人に勧められた。
・家族からタスカジが紹介されている記事を紹介された。
<自分の環境が変わることをきっかけに>
・妊娠をして色々な家事をするのが負担になったから。
・2人目が生まれて洋服も物も増え、収拾つかなくなってしまったから。
・第3子誕生で家事に手が回らないと考えたため。
・家族の介護で家事の時間が取れず、その余裕がない。家の掃除が行き届かなくなった。
・引越するにあたり、新しい家では綺麗に片付けをしたいと思ったため。
<家事代行を最大限に活用>
・料理が好きだが仕事や育児で習いに行く余裕がなく、タスカジさんに料理を作ってもらいつつ、気に入ったものはレシピやコツを教えてもらうことで、一石二鳥となると考えた。
【家事代行利用への抵抗感】
家事代行を使い始めるまで、約60%の人が「抵抗がかなりあった、少しあった」と回答しました。
抵抗感があった理由として、62.5%もの人が「他者を家に招き入れるのに抵抗感があったから」、続いて「頑張れば自分でできると思った」が43.8%、「他者に家事をしてもらうことへの罪悪感」が40.4%と続きました。
【家事代行を利用するかの判断について】
家事代行の利用検討にあたり、配偶者(パートナー)と相談した人は51.8%でした。そのうち、配偶者(パートナー)が利用について「賛成だった」と回答したのは71.3%となり、最も多い結果となりました。
家事代行の利用検討を始めてから実際に利用するまでに、1週間以上1ヶ月以内の時間がかかった人が最も多く、40.9%でした。
■家事代行利用後について
【家事代行利用後の感想】
94.2%の人が、家事代行を利用し始めて「とても良かった」「良かった」と回答しました。生活において、家事代行の利用は満足度が高いことがわかりました。
「家事代行を利用し始めて良かったと思うか」について過去2年と比較してみると、9割以上の人が「とても良かった」「良かった」と回答し、総数はあまり変わらず、依然として高い傾向にありました。中でも、「とても良かった」と回答する人が年々増えてきていました。
■満足度が高い理由(自由回答、一部抜粋・要約)
<家事の負担軽減、生活がラクになった、余裕を持てるようになった>
・家族の負担が激減した。
・普段のご飯作りに伴う行動(メニューを考える、買い物、料理、片付けなど)が少なくなり、格段に楽になったため。
・負担が減り家族関係も良くなった。
<苦手な家事からの解放、自分でするより効率がいい>
・苦手な作業に休日を費やすことがなくなった。
・嫌いな家事(掃除)から解放された。
・自分の苦手なことを無理してやるより、得意な方にお願いした方がよいと思ったから。
・自分が思いつかない効率的な方法で片付けてもらえるから。
<気になっていた家事を進められた(ストレスが減った)>
・自分で頑張ればできたかもしれないが、いつまでも始められなかったことが、頼んだことで強制的に進められた。
・一人でやろうとすると、やる前に嫌になってついつい先延ばしになってしまうから。
・自分たちだけでは家族同士で喧嘩になったりしてうまく進まなかったが、第三者のプロが入ることにより客観的な視線で冷静に片付けを進めることができたので。
・自分一人でずっと悩んでいたことが、手伝ってもらえて楽になったから。
<精神的・身体的に気持ちが軽くなった>
・掃除ができない劣等感が軽減され、掃除されたきれいな場所で生活できるから。
・理想の生活に近づくことで精神的に楽になれる。
・時間が捻出できたことと、心理的負担から解放された。多少お金はかかるが、リターンの大きい投資だと、実際に使ってみてから強く感じた。
・作り置きメインで利用していますが、利用前後で圧倒的に身体的・心理的負担が減った。
・心がすごく楽になって こんなに頑張らなくていいんだと思えた事が幸せだった。
・家事が苦手なので、依頼をしたことで「やらなきゃ」と思うことが減った。
・冷蔵庫につくりおき、半調理の食材があることで心理的な負担がかなり軽くなった。
<自分や家族の時間が作れるようになった>
・掃除をする手間が省けて、自分の時間を作れるようになった。
・子どもに触れ合える時間ができ、心に余裕が持てた。
・家事以外の時間が作れることの価値を感じた。
<ハウスキーパーのスキルに満足>
・コスパがすごかった。短時間でものすごい成果だった。同じ結果を出すには自分では10倍時間があってもたどり着かないと思った。
・いつも同じ方にお願いしているが、何回も頼んでいる間にますますこちらの好みをわかってくれる。
・億劫なことを短時間でしていただけたから。
・自分は労力を使わず部屋がピカピカになり、QOLがとても上がった。
・すごくいい方で、「他人が家に入る不安」「人に家事をしてもらう罪悪感」が一気に晴れた。自分では手の回らないところを綺麗にしてもらって、その週は家事が格段に楽になり心がすごく軽くなった。
・こちらの要望を理解して実行してくれること。
・丁寧で、手際もよく満足度が非常に高い。おかげで毎日清々しい気持ちでいられる。
<サービスに満足・納得度が高い、気持ちが良い>
・人を選んで依頼できるのでスタンスや得意分野が分かって、依頼内容も絞り込んで実施できてよかった。
・整理整頓が苦手ですが、カスタマイズできることや料金帯、スポット利用ができることなど、かなり助かっている。
・自分でできる家事をわざわざお金をかけて…と思っていたが、圧倒的に自分よりクオリティの高い家事をしてもらい、いい意味で「家事は堂々と人に任せよう!」と諦めがついた。
<健康的になった>
・料理代行を利用したのですが、惣菜や冷凍食品を購入するより健康的でおいしい。
・仕事で手が回らないときに、子どもの健康を損なわずに済んだ。
・生活が楽になった。きちんとした食事が取れるようになった。
<いつでも頼れる安心感を得られた>
・「いざとなれば依頼できる」という意識が定着し、安心感を持って生活できるようになったから。
・自分だけで家事をやらなくても解決手段があると体感できたこと。
・頼れる人がいると思えて、気が楽になったから。
<その場だけでなく日常生活での知識が得られた>
・料理の作り置きをお願いしているが、料理がとても参考になり、自分でも作ることもある。
・主に整理収納を利用しているが、アドバイザーさんのおかげでハウツー・コツがわかり、収納が得意になった。
・シンプルにお掃除するだけでなく、自分でも継続できるアドバイスをもらえた。
<その他>
会社からの補助が出るので、手出しの費用負担も少なく利用しない手はないと感じている。
■タスカジ利用中の過ごし方について
タスカジの家事代行時間中の過ごし方として、「仕事をしている」が最も多く44.1%でした。
続いて、「タスカジさんにお願いしている内容とは別の家事をしている」が35.4%となり、整理収納の依頼がほとんどと思われる「タスカジさんと一緒に作業している」を含めて、家事代行の依頼によって、家事へのモチベーションを上げていると予想されます。
家事代行利用後の感じる変化として、「家事に関するストレスやイライラが減った」が最も多く65.0%でした。続いて、「以前よりも暮らしやすくなった」が55.8%でした。
過去2年と比較してみると、2023年は「以前よりも暮らしやすくなった」「家事に関するストレスやイライラが減った」が増加しています。
それに比べて、「自分(や家族)の時間が作れるようになった」が減っており、家事代行によって、精神衛生上での生活のQOL向上がわかりやすい変化となったようです。
■生活とキャリアについて
【家事代行とキャリアアップとの関係性について】
※「リーダー的な地位」とは①議会議員、②法人・団体等における課長相当職以上の方、③専門的・技術的な職業のうち特に専門性が高い職業に従事する方(医師、歯科医師、薬剤師、獣医師、弁護士、会計士、研究者、記者など)、④起業準備中の方*フリーランスは含みません。(「2030年までに、指導的地位に女性が占める割合が、少なくとも30%程度になるよう期待する」という政府目標における「指導的地位」の定義に準じる)
現在、仕事でリーダー的な立場にいる人は、25.7%、目指している人は17.5%でした。
「現在仕事でリーダー的な立場にいる人」「現在リーダー的立場を目指している人」を対象に、「家事代行は現在の立場での仕事をする上で、また目指す上で有効だと思いますか?」の質問に対し、約92%の人が「有効」「どちらかといえば有効」と回答しました。
過去2年と比べてみると、2023年のアンケート時は、以前よりも有効だと考える人が多い傾向にありました。
また、女性に絞って見てみると、現在リーダー的ポジションで仕事をしている、もしくは、現在目指している人の92.4%が、家事代行を利用することが「有効、どちらかといえば有効」と回答しました。
依然として、家事代行は多くの女性のキャリア形成にも役立っていることがうかがえます。
◎「有効、どちらかといえば有効」の理由(自由回答、一部抜粋・要約)
<仕事や勉強に集中できる・時間を作る>
・家事に費やす時間や思考を仕事に回せる。
・両立するには時間が足らないから。
・勉強等の自己研鑽に回せる。
<ストレスが減る、精神的な負担軽減>
・仕事が遅くなったり過渡期になると家事がおろそかになるので、子供へのケア時間と家事のどちらを優先すべきか悩んでしまうこともある。精神的にも体力的にも負担軽減になると思う。
・思っている以上に自分の時間ができ、掃除に対する心理的ストレスがなくなるから。
・心の負担となる家事を切り離せることができているから。
<生産性の向上>
・全てを完璧にこなすことは難しく、お金を払ってプロにお任せした方が自分の仕事にその分の労力を投資できるから
・生産性の意識が身につくから。同じ1時間家事をするより、仕事をした方がアウトカムに繋がる。逆に、家事が得意な方にとっては、生産性の高い1時間になる。
<QOLの向上>
・部屋も水まわりも汚くて、見るたびにストレスが溜まってイライラするけど、片付ける気力がない。一部分でも、掃除しなれた人に綺麗にしてもらえると、心が浄化する。
・部屋がきれいになると仕事がはかどる。
・日々の料理時間の削減により仕事に集中できる時間が増えるのに、栄養バランスの取れた安心なご飯を家族と食べられるので。
・仕事や育児に集中できる。物を探す時間が減る。綺麗な部屋でくつろぐことができ、自分にとって大切なことに集中できリラックスできる。
・仕事を継続するには生活の質の向上も大切だから
<体力確保>
・疲れてしまって、家のことができないため。
・精神的・物理的に激務の中で、家事代行によって自由な時間が増え、休息に時間を割くことができるため。
・仕事で忙しいので週末に家事をまとめてやっているが、そうすると疲れが取りきれないし簡単な掃除だけになってしまう。普段あまりできてない所の掃除をしてもらえると、家がいつも綺麗な状態を保つことができ、家が整っていると心も落ち着いた状態でいられる。管理職をするのはすごくストレスがかかるので、なるべく心をフラットに整えるためにも有効だなと感じた。
<気持ちが安心する>
・日常生活で、その日になれば必ず助けてくれる人が来てくれるという安心感。
・仕事や子育てでしんどい時に頼れるものがある、ということが精神の安定・平和な生活に繋がるから。
■調査名:「家事代行利用の実態調査」
■調査時期:2023年12月14日(木)~2024年1月11日(木)
■調査方法:インターネット調査
■調査対象:タスカジ依頼者ユーザー
■回答者数:342名(女性:303名、男性36名、回答しない:3名)
※構成比は小数点以下第1位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
<本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先>
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