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家事代行タスカジ『家事代行の利用前に感じるハードルと乗り越え方』を調査 〜家事代行利用のはじめの抵抗感は70%に上り、利用きっかけの多くは「限界に達したから」と回答〜
「家事代行の利用前に感じるハードルと乗り越え方」調査結果詳細
◼️家事代行利用に対する自分の抵抗感
家事代行の利用に「抵抗感があった」「抵抗感が少しあった」と回答した人は72.8%で、多くの人は何らかの抵抗感を感じている。
◼️抵抗感の理由
抵抗感がある理由として、一番多かったのが「他者が家に入ることへの抵抗感」が20.0%、続いて2番目の「頑張れば自分でできると思った」が13.1%、3番目が「他者に家事をしてもらうことへの罪悪感」で11.5%だった。
男女別で見ると、男性は他人が家に入ることに強い抵抗感を感じ、女性は家事を他者にしてもらう罪悪感の方が強い傾向だった。
◼️家事代行活用に至った理由・きっかけ
・前項の抵抗感の理由内容に関わらず、家事代行の利用を始めたきっかけとして一番多かったのは『限界に達したから』だった。実際の声(自由回答)として、「体調を崩して家事ができなくなった」「利用しないと生活が成り立たないレベルで仕事が忙しくなり、子どもにも影響が出たので利用に踏み切った」といった回答が散見された。
・特に「頑張れば自分でできると思った」と考えていた人ほど、心身の不調をきたしたり、産後うつになったり、『限界に達するまで頑張る』傾向が強かった。深刻な状況に陥る前に、「余裕がない時は人に頼る」「時間と手間をお金で買うと思えば、自己の怠慢やダメな自分を肯定できる」「サービスを利用することで家族が平和になると割り切る」など、『考え方を転換』し乗り越えた人もいた。『家事ができない自分を否定しないこと』そして、『自分や家庭の優先度を明確化』することで、人やサービスに頼る行動をポジティブに捉え直していた。
・「他者が家に入ることへの抵抗感」が強い人は、『まずは試す』と考え、初回利用に踏み切った人も多かった。「試してみたら問題なかった」「来てくれた方の感じが良く、気が合った。任せたいと思った」「自治体の産後サービスを利用することで、他者が家に入ることに慣れた」などの声があがった。『レビューや口コミ』の内容をしっかり確認することで安心、抵抗感を克服している人もいた。『レビューや口コミ』の確認や『試す』ことが、不安の払拭に繋がっていた。
・「他者に家事をしてもらうことの罪悪感」が強い人は、「仕事として依頼する業務と捉える」「得意な人にやってもらった方がよい、はかどる」「仕事だから罪悪感を持つことはない、と思うようにした」など、『家事代行はプロの仕事と割り切り』、『考え方を転換』して抵抗感を克服していた。また、「実際に利用している人の様子を知ってハードルがさがった」など、『レビューや口コミ』『メディア』情報から、利用者の声や実態を知ることで、罪悪感が軽減された人も多かった。
・また、自分なりの乗り換え方でハードルを超えた人もいれば、家事代行を使っていながらもまだハードルを乗り越えられていない人も散見された。
(以下、いずれも自由回答、一部抜粋 ※番号は多い順)
<他者が家に入ることへの抵抗感がある人>
<頑張れば自分でできると思った人>
<他者に家事をしてもらうことへの罪悪感がある人>
◼️家事代行利用に対する配偶者(パートナー)の抵抗感
配偶者(パートナー)と一緒に暮らしている人のうち、パートナーが家事代行の利用に「抵抗感があった」「抵抗感が少しあった」と回答した人は36.1%だった。
◼️パートナーの抵抗感の理由
パートナーの抵抗感がある理由として、一番多かったのが「他者が家に入ることへの抵抗感」が23.8%、2番目は「なし」、続いて3番目の「(予算ではなく)家事にお金を払うのに抵抗があった」が16.2%、4番目が「頑張れば自分でできると思った」で13.8%だった。
◼️パートナーが家事代行活用に至った理由・きっかけ
パートナーが家事代行に感じている抵抗感に対して、家事代行に登録している依頼者自身が「押し通した」「説得した」の回答が多くみられた。一方で、パートナーは「まだ乗り越えられていない」という回答も散見された。
(以下、いずれも自由回答、一部抜粋)
<他者が家に入ることへの抵抗感>
・私が押し通した。
・初回は強引に代行を頼みましたが、おいしいごはんを作っていただいて以降何も言われなくなった!
・まずは一度試してみたいということを話し合いました。
・タイパがいい事を説得しました。
・何回も同じ人に頼んでるうちに慣れたんだと思う。
・年末に掃除をお願いした時の仕上りが良く、リピートする気になってくれたから。
・家の修理したい部分があったので、家事代行をお願いして綺麗にしてから修理業者を呼ぼうと話すと納得してくれた。
・以前何度かお願いしたときに水回りがピカピカになったのを喜んでいて、やってみたら案外良かった、とは思うようである。
・まだよく思っていません。
・まだ警戒しています。
<(予算ではなく)家事にお金を払うのに抵抗があった>
・掃除は外注するものではないという考えを妥協して、快適な生活をするメリットをプレゼンして納得してもらった。
・時間があればやればできる家事なので。時間がないことに気づいてくれたので、利用に至った。
・出産後という特別なときだったので説得しやすかった。また資金面で自治体援助があったためその点もハードルを下げてくれた。
・配偶者の不在時に依頼している。
・配偶者や子供が不在の在宅勤務中に勝手に依頼しました。実際綺麗になると「自分のお金でやるなら良い」と認めるようになり、今は公認です。
・初めて呼んだ時に普段の家事で出来なかったことまでやってくれたので感動していました。
・家事代行の代行サービスの値段に驚いていた。初回キャンペーンの値段で納得した。
・私自身がワンオペで、代行をお願いしなければやっていけず、家事をしないパートナーの意見は聞けなかった。
<頑張れば自分でできると思った>
・納得いかなくても自分が(妻が)いいと思ったので勝手に依頼した。
・結局頑張るのはパートナーではなく私であることを理解した。いざ自分がやるとなると、誰かにお願いしたいと言い出した。
・夫には相談せずに利用した。
・仕事の合間に作る余裕がなくなったため。
・まだ乗り越えていない。
◼️家事代行の利用を周りに伝えているか
家事代行を利用していることを友人・知人に伝えている人は、71.7%だった。
◼️伝えている理由
・子育てをしていると、とても助かったため。・ママ友で苦労している人が多いので感想を伝えている。
・使ってよかったと思っているから。
・使ってみてすごく楽だし、同じように時間や労力で苦労してる友人には、一つの選択肢として話している。
・自分ではできないプロの仕事ぶり。
・純粋にオススメしたい。こんなに頼れるサービスが存在することをもっと広めたい。存在すら知らない人も(特に親世代)多いのではないかと思う。私も知った時には光が見えた。・家事は全て自分でやらなければいけないと思っている人が多いので、こういう方法もあると伝えている。
・依頼してみて、仕事をしている間に作り置きを準備してもらい、時間を有効活用できてとても良い気分になり、結果にとても満足したため。
・共働きの子育てをしている人たちから、家事などの愚痴を聞いたときに家事代行を利用していると言っている。
・体験が良かった。
・家事代行が当たり前になって、主婦の意識が変わることで、娘たちが将来家事に縛られない生き方を周りを巻き込んで拡げたいから。
・利用前に想像していたよりも、精神面や時間の余裕などメリットが多かったため。知人に勧めたかったから。
・激務と家庭の両立をしながら、笑顔で過ごすために、有効な手段だと思うから。
・同じく共働きの人が楽になるように。
・「仕事が忙しくて、家事もしていて、がんばっている」と職場で言われたりするので、仕事以外で疲れすぎないように、家事代行に頼っていることを伝えている。自分でがんばらなくても、他人に頼ることも大切だという考え方を普及したいと思っている。
・私の仕事が忙しいことを知っている人から「大変でしょう」と言われることがあるので、そういう時は、たまに家事代行をお願いしていると率直に話すようにしている。
・産後の状況を伝える時に利用したことを伝えた。
・恥ずかしいことではない。
友人・知人には伝えてはいても、このような回答の方もいた。(一部抜粋)
・自ら進んで教えてはいないが、話題に上がったら隠すことはない。
・定期的に家事サービスを利用していると話すと、自分でやればタダなのにといつも言われる。
・家事代行利用者や昔からの友人には問題なく話せている。ご近所やそこまで深くない相手の場合は自分からは言わないが隠してもいない。ただ、頻度は少なめに伝えている。
◼️伝えていないと回答した人の理由(一部抜粋)
・自分でやれないのかと思われそうだから。
・楽していると思われそうだから。
・やはり、まだまだ家事代行は一般的ではなさそうなので、家事代行を使っているというと贅沢だと思われそう…。
・当たり前にこなしていることだと思うから、どう思われるか不安。
・わたしは専業主婦なので、家事代行まで頼んでいると言ったら顰蹙(ひんしゅく)を買いそうで…。
・自分ですべきことだと思われるような気がして、言うのは恥ずかしい。
・自分の不甲斐なさを口外しにくい。生活に余裕があるから、と後ろ指をさされたくない。・相手を見て伝えています。まだ代行イコールマウントと取られかねない。言っても良さそうな相手でないと、あえて伝えません。
・恥ずかしいから。
・家事代行を利用しているということが知られると、恥ずかしい気持ちがあるので(噂になるのが嫌)、伝えていない。
・料理の人は言えるけど、掃除の人はなんとなく言い難い。
・片付けができない人と思われるのが、はずかしい。
・周りは器用で几帳面な人が多くて何でも自分でできてしまうため。
・自分が女であり、女性は家事ができて当然という風潮があるので周りにいうのは恥だと思ってしまう。同じ悩みのある人には言えると思う。
◼️友人・知人に家事代行の利用をおすすめしたいか
家事代行の利用を友人・知人におすすめしたいかという質問に対して、82.3%の人が「おすすめしたい」「少しおすすめしたい」の回答だった。
◼️「おすすめしたい/少しおすすめしたい」と回答した人の理由(一部抜粋)
・自分が助かったから。
・ワーキングマザーの負担は計りしれない。心身ともに疲弊する前にサービスを利用することで、家族との時間確保や自分のストレスを解放することができるため。
・「使いたいけど悪いから」や「今の状況が辛い」と思っていたら、外注も悪くないよって言ってあげたい。
・自分と同じような「家事が苦手・嫌い・面倒」といった悩みがある人にとって本当に救世主だから。
・日々のことなので、こんな事で悩んでいたら人生が腐ります。苦悩してるなら人の手を借りるべき。
・忙しい友人にも少しでも楽になってほしい。
・一人暮らしでも、多忙で毎日自分に余裕が持てない人が、立ち止まって、自分の生活を見つめ直し、生活のゆとりを得て、心をリセットするためにとてもおすすめできるから。
・一人では気づけなかったことに気づける。一人でやるときにも活かせる。集中力が続く。
・産前産後に市のヘルパー制度を使って、非常に助かったため。小さい子がいる家で、特に核家族は、何かしらの外部の助けを借りながらじゃないと、家事育児仕事をパートナーと2人だけでやっていくのは厳しいと感じる。
・少しだとしても時間に余裕が生まれるから。
・人生観が変わった。
・家事が苦手だったり、家事をする時間がなかったりで、家の中でストレスを感じるくらいなら、家事代行を利用した方が精神的に楽になるため。
・家の住み心地が良くなったから。
・忙しくて何でも自分でやろうとしたら疲れて中途半端になるから。
・自分や友人の時給と掃除にかかる時間を天秤にかけると、家事代行の方がコスパがいいとわかるから。
・家事が苦手な自分では、仕事を早く切り上げて同じ時間かけて掃除したとしてもそこまでできないし、それならお金をかけて家事を依頼してその時間仕事した方が効率的だと思うから。
・自分で全部背負わなくて良いと思えた。
・第三者の手が入ると自分でやるよりも捗ることが多いことがわかった。
・作り置きを頼むことで毎日の調理時間分が効率化できると思っていたが、それだけでなく買い物や調理道具の洗い物の時間も無くなり、自分では考えられないレシピを食べることができたりと、想定以上の効果があったから。
・時間をお金で購入できるような場面は実生活ではかなり珍しく、その分の時間を家族と過ごす時間や趣味の時間にシフトできるから。
・今は生まれたばかりの子供がいる関係で外食が難しいが、そんな環境でも様々な料理が味わえて、外食代わりになる。
・家事の外注は、費用や個人・家庭のこだわりなど、価値観の個人差が大きいと思うので一概にはすすめられないが、価値観が近い友人などにはすすめたい。
・労力と気持ちが楽になったから、同じような人には勧めたい。
◼️周りにおすすめすることに消極的な回答だった方の理由(一部抜粋)
・周りとそういった話題にならないのと自分から言い出すこともしないので、気持ちはオススメしたいけれど話すタイミングとても少ない。
・金銭的に余裕がある人にしか薦めにくい。
・料理に来てもらってるのは言いやすいが、掃除は言い難い。掃除に来てもらうほど散らかってるのかと思われそうなので。
・必要度合いは人によって異なるから。
<調査概要>
■調査名:「家事代行を利用するハードルについて」
■調査時期:2023年6月20日(火)~2023年7月12日(水)
■調査主体:自社調査
■調査方法:インターネット調査
■調査対象:タスカジ依頼者ユーザー
■回答者数:287名(女性263名、男性24名、回答しない1名)
【回答者内訳】
・年齢層:全体の約71%が30~40代
・家族構成:全体の約73%が配偶者(パートナー)と同居、全体の約68%が子供と同居、全体の約17%が一人暮らし
・職業:会社員/公務員/パート・アルバイトは、合計で約65%
※構成比は小数点以下第1位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
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